🇯🇵

尾崎 槙 / Tech Lead

image

尾崎 槙

Innovation&Engineering統括本部 JPN-Product Developmentチーム

2015年に新卒でSIer企業に入社し、小売向けの混雑予測システム、研究部門向けテレワークシステム、券売機端末などの開発を経験。2019年にクラウドインテグレータへ転じ、AWSを用いたPoC開発に従事。2020年12月からはWeb系の開発会社でリードエンジニア兼チームリーダーとして、医療業界向けID基盤の構築を責任者として推進し、25万ユーザー規模で稼働。大手メディア向け共通ID基盤では、リリース時に約100万ユーザーの移行を伴う開発を担当。2024年にMicoに入社。

Micoを選んだ理由と決め手は何ですか?

前職までは受託開発が中心で、10年近く、バックエンドを軸にAWSを扱うクラウドインテグレータなどで働いてきました。自社サービスの開発はMicoが初めてです。

Micoを選んだ理由は大きく3つあります。TypeScriptが好きで、技術スタックが自分の経験や興味と合っていたこと。大量のデータを扱う開発に挑戦できそうだったこと。そして、以前一緒に働いていた方からのリファラルだったので、入社前から会社や環境について一定の信頼感があったことです。

受託開発と比べて、自社プロダクトの開発で変わったことは何ですか?

まず、開発が好きで技術を楽しんでいるエンジニアが多いと感じます。周りから刺激を受ける機会も多いです。

技術的な面では、受託開発とは違った挑戦ができるようになりました。受託開発では、開発したものがそのまま売上につながるため、基盤部分への投資はなかなか難しいことがあります。

一方Micoでは、複数のプロダクトを支える基盤への投資も行われています。過去に作った機能の技術的負債や、大量データによるパフォーマンスの問題に向き合いながら、プロダクトを支える基盤そのものを改善していく経験ができます。

また、デザイナーやPMがAIを使って便利なツールを作るなど、職種に関係なく「もっと良くできないか」と考えて、どんどん改善していく雰囲気があります。

前職までの経験は、Micoでどう活きていますか?

前職では、お客様とのミーティングに参加して、要望を聞いたり、提案や調整をしたりする仕事を長く経験してきました。

Micoでも最近はお客様と直接話す機会が増えていて、要望をそのまま受け取るのではなく、「本当に解決したい課題は何なのか」を聞きながら、技術的に現実的な落としどころを考える場面で、これまでの経験が活きています。

また、アプリケーションとインフラの両方を経験してきたので、その間をつなぐ役割ができることも自分の強みだと思っています。

今、どんなことに取り組んでいますか?

現在は、LINEやSMS・RCSなど、複数のチャネルへの配信を支える基盤の開発を担当しています。日々数百万件規模のLINEやSMS配信を行うチームで、配信APIを秒間6,000回以上のペースで呼び出すようなサーバーを安定稼働させることが主な仕事です。配信量に応じて自動的にスケールする仕組みの構築などにも取り組んでいます。

アプリケーションとインフラの両方の経験を活かしながら、大量のデータを扱うシステムをどう安定して動かすかを考えられるのは、今の仕事の面白いところです。

AIで開発はどう変わりましたか?

AIは驚くほどの精度とスピードで実装してくれますが、「何を作るのか」「どう作るのか」を設計することや、それが正しく作られているかを確認することは、引き続きエンジニアの重要な役割だと思っています。むしろ実装が速くなったことで、人間が内容を理解することが新しいボトルネックになっていると感じます。

そのため、AIを使ってドキュメントを充実させたり、自動テストを整備したりすることの重要性も高まっています。AIに実装を任せるだけではなく、どうすれば安心してプロダクトに組み込めるかまで考えることが、これからのエンジニアにはより重要になると思います。

多国籍のチームで働いてみてどうですか?

文字ベースのコミュニケーションについては、AIツールを使って翻訳やドキュメントの多言語化ができるので、以前よりもかなりやりやすくなりました。

一方で、口頭で技術的に深い議論をする場合には、まだ言語の壁を感じることもあります。社内には深い議論ができるバイリンガル・トリリンガルのメンバーもいますが、全員に同じレベルの語学力を求めるのは現実的ではありません。

だからこそ、ドキュメントを充実させて、文字ベースでもしっかり情報を共有できるようにするなど、チームとして工夫しています。

Micoに興味がある方へのメッセージ

AIの普及によって、開発が簡単になった部分はたくさんあります。一方でMicoには、大量のデータを扱う開発や複雑なシステム設計など、AIだけでは簡単に代替できない課題もたくさんあります。

長く育ててきた大きなシステムもあれば、新しく立ち上がるプロダクトもあります。AIによって簡単になった部分と、エンジニアとしてしっかり向き合う必要がある難しい部分、その両方を経験できる環境だと思います