
Olga Kuchuk
Product統括本部 Product Management部
2010年にフリーランス翻訳者としてキャリアをスタート。2015年にソフトウェアで翻訳を大規模に届けるプラットフォーム「Gengo」へ入社し、以来一貫してソフトウェアプロダクトに携わる。Gengoでは社内初の品質チームを立ち上げて100名超の言語プロフェッショナルの品質管理を牽引。機械翻訳が業界を塗り替えつつあった2019年には、Lionbridge傘下となったGengoでHead of AI and Translation Crowd Operationsに就任。約50万人規模のグローバルクラウドを統括して翻訳事業からAI学習データ事業への拡大を推進。2021年からはTaskUsのDirector of AI Community OperationsとしてタスクプラットフォームTaskVerseのプロダクトオーナーを務め、AI業界をリードする企業のモデル学習プロジェクトを率いる。AIを「育てる」側での経験を携えて2025年にMicoへ入社。
AIに取り組みたいと思った理由と、Micoを選んだ決め手は何ですか?
私はAIを「育てる側」と「使う側」の両方から見てきました。 キャリアの出発点は翻訳業界です。最初は翻訳者として、その後はソフトウェアで翻訳を大規模に届けるプラットフォームをつくる側として働いてきました。翻訳はAIによっていち早く大きく変わった業界のひとつで、何十年も人が担ってきた仕事がほぼ一夜にして変わりました。当時の会社はAIを恐れるのではなくAIとともに成長する道を選び、AI開発企業向けの学習データ事業へと舵を切りました。LLMがどのように学習し賢くなっていくのかを追うことも、私の仕事の一部でした。
Micoを選んだのは、AIを「育てる」側から「活かす」側へ進みたかったからです。Micoでは社内の働き方にもお客様に届けるプロダクトにもAIが根付いています。長年AIづくりを支えてきた分、今度は自分がAIでプロダクトをつくりたいと考えました。
PMとしてAIと働いてみてどうですか?
AIにたたき台を任せることで、お客様と向き合う時間が増えました。 週次レポートの作成や雑務・調査チケットの起票、細かなタスクの処理など、日々の業務の多くをAI連携で自動化しています。以前は毎週何時間もかかっていた作業が、今は自動で回っています。
空いた時間は、AIには任せられない仕事に使っています。お客様と直接話して本当に必要なものを見極めたり、アイデアをすぐにデモにして見ていただいたりすることです。
Agentic CXに取り組む面白さ・難しさは何ですか?
Agentic CXはメッセージが確実に届いてこそ成り立ちます。 何をいつ伝えるかはAIエージェントが判断できても、SMS・RCS・LINEで毎日数百万通のメッセージを正しい相手に正しいタイミングで届ける仕組みは、誰かがつくらなければなりません。私たちのチームが担っているのは、まさにその基盤です。
チャネルや連携システム、データソースが増えるほど仕組みは複雑になり、この規模では小さなミスも多くの人に影響します。地味に見えるかもしれませんが、すべてを支える土台づくりには大きなやりがいがあります。
多国籍のチームで働いてみてどうですか?
翻訳で大切なのは言葉よりも「意図」だということを、元翻訳者として実感しています。 文章の翻訳はAIでかなりカバーできるようになりましたが、リアルタイムの議論ではまだニュアンスがこぼれ落ちがちです。
私はバイリンガルなので、会議で日本語話者と英語話者の橋渡しをすることがよくあります。実は同じことを言っている二人に「意見は一致していますよ」と伝えるのが、一番役に立つ瞬間かもしれません。Micoは誰のアイデアにもオープンなので、言葉の壁がなくなると議論が一気に進みます。
Micoに興味がある方へのメッセージ
お客様にも開発にも近い場所で働きたい方にとって、Micoはぴったりの環境です。
複数のプロダクトに関わる中で、チーム同士が頼まれなくても助け合い、互いの意見に真剣に耳を傾けながら一緒に課題を解決する姿を何度も見てきました。新しいツールややり方も常に試していて、「もっと良くできる」という声は大歓迎です。
AIファーストのプロダクト開発がどんなものになるのか、一緒に形にしていきましょう。